• 2026年1月31日
  • 2026年1月12日

動悸(どうき)とは?―心臓からの大切なサインを見逃さないために―

「突然、心臓がドキドキする」「胸がバクバクして不安になる」
このような症状を”動悸(どうき)”と呼びます。動悸は多くの方が一度は経験する症状ですが、原因はさまざまで、中には治療が必要な病気が隠れていることもあります。

今回は、循環器内科の立場から、動悸の原因・考えられる病気・受診の目安について、できるだけ分かりやすく解説します。


動悸とはどんな症状?

動悸とは、「自分の心臓の鼓動を強く、速く、または不規則に感じる状態」を指します。

例えば、
・心臓が急に速くなる
・ドクンと強く打つ感じがする
・リズムが乱れる感じがする
・胸がざわざわする

といった表現をされる患者さんが多くいらっしゃいます。


動悸の主な原因

① 心配のいらない動悸

緊張、ストレス、睡眠不足、疲労、運動後、カフェインやアルコールの摂取などが原因で起こる動悸は、健康な方でもよくみられます。
この場合、安静にすると自然に治まることがほとんどです。

② 不整脈による動悸

心臓の電気信号が乱れることで起こる不整脈は、動悸の代表的な原因です。
期外収縮、心房細動、発作性上室性頻拍などがあり、種類によって治療の必要性が異なります。

③ 心臓の病気

狭心症、心不全、弁膜症などの心疾患でも動悸が出ることがあります。
息切れ、胸痛、むくみを伴う場合は注意が必要です。

④ 心臓以外の原因

貧血、甲状腺の病気、発熱、脱水、低血糖などでも動悸は起こります。
このように、動悸は全身の不調を知らせるサインでもあります。


すぐ受診すべき動悸の特徴

次のような場合は、早めに循環器内科を受診しましょう。

・突然強い動悸が始まり、なかなか治まらない
・動悸と一緒に息切れ、胸の痛み、めまい、失神がある
・安静時にも頻繁に動悸を感じる
・高血圧、糖尿病、心臓病の既往がある
・脈が極端に速い、または不規則に感じる


動悸の検査について

当院では、症状に応じて以下の検査を行います。

・心電図検査
・24時間ホルター心電図
・心臓超音波検査(心エコー図検査)
・血液検査

「検査をして異常がない」と分かるだけでも、不安が軽くなる患者さんは多くいらっしゃいます。


動悸は“心の問題”と決めつけないで

「気のせいかもしれない」「年のせいだろう」と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、動悸は心臓からの大切なサインです。軽い症状でも、気になる場合は相談することが大切です。


まとめ

・動悸は誰にでも起こりうる症状
・原因はストレスから心臓の病気までさまざま
・放置せず、気になる動悸は循環器内科へ
・早期発見・早期対応が安心につながる

当院では、患者さん一人ひとりのお話を丁寧に伺い、必要な検査と分かりやすい説明を心がけています。
「この動悸、大丈夫かな?」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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